交通事故による怪我でむち打ちが最も多い理由とは

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むち打ち

交通事故による怪我でむち打ちが多いのはなぜなの?

むち打ち1

頚椎捻挫や頸部挫傷、外傷性頸部症候群などの総称である「むち打ち症」は、交通事故による怪我のなかで最も多いことで知られます。
交通事故による怪我の代名詞とも言えるほど、多い症状なのです。

運転者や同乗者が交通事故に遭う瞬間、座席に座ったままの姿勢でいきなり一定方向からの強い衝撃を受けます。
衝撃の度合いによって体全体が投げ出されたり、車体や道路に打ちつけられたりしますが、その際に大きく振動するのが首です。
首は成人で約5kgと言われるほどの重たい頭部を支えています。
その首が衝撃を受けた瞬間にむちのようにしなることになり、どうしても「頸部」の靭帯や筋肉、軟部組織などが損傷を受けやすいのです。
車でシートベルトをしている姿勢では、首から下は固定しているために、なおさら首への衝撃が大きくなります。

骨折であれば骨が修復すれば問題ありませんが、頸部には脳から全身へと信号を伝えるための重要な神経が集中していて、これらが損傷を受けることで全身に様々な症状が現れ、後遺障害として残ってしまいます。
軽い損傷であれば交通事故後しばらくすれば快方に向かうこともありますが、一生治らない深刻な後遺障害になってしまうケースも少なくありません。

交通事故後はすぐに受診、十分な検査を受けること

交通事故ではむち打ちになるケースが多いということを覚えておき、交通事故に遭ってしまったら「怪我はない」と勝手に判断せずに、すぐに病院を受診するようにしましょう。
まだどこが痛むのか具体的でない場合には、まずは整形外科を受診します。

むち打ち症が出る場所は全身にわたり、後頭部、首、肩、背中、腕や手足などに、痛みだけでなくしびれや麻痺、ハリ、こりのほか、めまいや耳鳴り、頭痛、吐き気などとして現れることもあります。
軽度のむち打ち症ではレントゲン撮影で異常が認められないことも多いですが、先に挙げたような症状が現れた場合にはむち打ち症を疑い、より交通事故の診断に詳しい医師にかかることが大切です。
交通事故による損傷の診断に通じていない医師では、症状を見逃したり、十分な検査を行わずに済ませてしまうことがあります。
そうなると、後遺障害等級の認定を申請したり、損害賠償請求を行う際に十分な証拠が揃えられない可能性があります。

むち打ち症やこれに似た症状では、MRIを撮影したほうがいい症状や、神経内科の分野となる症状もあります。
「近くにここしか病院がないから」「最初に診察を受けた病院だから」とそのままにせず、痛みが続く場合や不安が残るときには、より適切な診察を求めて別の病院をあたることも検討してください。

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