自動車対歩行者、自転車の交通事故はどんな種類が?

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自動車対歩行者、自転車の交通事故の分類について

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ここでは、自動車と歩行者との間に発生する交通事故の類型について説明します。

1.対面通行中、背面通行中の交通事故
対面通行中の交通事故とは、自動車と歩行者が向かいあうように移動しているときに衝突する交通事故です。
簡単に言えば、自動車と歩行者が正面衝突する場合や接触してしまう交通事故です。
また、背面通行中の交通事故とは歩行者の後ろから自動車が接近した際に歩行者に衝突する交通事故です。

このような交通事故は、歩道等の整備されていない道路や路地で起こりえます。
細い道の場合、自動車の左右に余裕が少ないため十分な車間距離が取れず、接触してしまうことがあります。
この場合、多くの場合は自動車のスピードが出ていないため、人身事故になりますが軽微な事故になることも多いです。
また、運転者がわき見や居眠り、スピード違反、運転ミスなどにより、車線をはみ出す等、運転車の過失により歩行者に衝突してしまうこともあります。
この場合、スピードが出ていることが多く重大な交通事故になることも少なくありません。
ニュースでも聞いたことがあると思いますが、集団登校中の小学生の列に自動車が突っ込んだという交通事故はこの類型であることが多いでしょう。
  

2.歩行者横断中の交通事故
歩行者横断中の交通事故とは、歩行者が横断歩道や道路を横断中に発生する交通事故です。
歩行者横断中の交通事故は、歩行者が車道を横切る態様である以上、交通事故が非常に発生しやすい類型です。

まずよくあるのが、歩行者が横断歩道等や道路を渡っている最中に、右折又は左折してきた車両に衝突してしまう場合があります。
本来、横断歩道上に歩行者がいる場合、自動車を進行させてはいけません。
しかし、交通量の多い道路で右折をする場合、右折のタイミングが少ないため、急いで車を進行させてしまったり対向車に注意が向いてしまったりしたため、安全確認がおろそかになり、歩行者と衝突してしまう場合があります。
また、左折の場合には自動車の左方向の死角が大きいため、安全確認を怠ると、左方向に居る歩行者に衝突してしまいます。いわゆる巻き込み事故です。
これらの場合、自動車のスピードは相当程度落ちているので衝突だけで大きな怪我をすることは少ないかもしれません。
しかし、スピードが遅いからこそ、すぐに停車しないと、転倒した歩行者を自動車の下敷きにしてしまい、大きな怪我を負わせてしまったり、巻き込み事故の場合、ガードレールなどと自動車との間に歩行者が挟まれて大きな怪我になってしまうこともあります。

次に、自動車が直進中に道路を横断している場合の交通事故です。
いわゆる、自動車と歩行者の出会頭の事故です。
歩行者が横断歩道を渡っている場合もありますが、横断歩道の無い場所を横断している場合もあります。
この類型の場合、自動車はある程度スピードが出ている場合が多く、重大な交通事故になりやすいです。
特に夜間だと視界も悪くなりますので、交通事故の発生する確率も高くなります。
この類型の交通事故は、運転者が居眠りをしていたり、前方をきちんと確認していない場合や、スピード違反をしていたために、ブレーキをかけても止まれなかった場合に発生します。
この場合、自動車のスピードが出ていることが多いですから、歩行者に重大な怪我を負わせてしまうことも少なくありません。

また、歩行者に過失がある場合にも、交通事故は発生します。
歩行者に過失がある場合の典型が、飛び出し、そして、歩行者の信号無視です。
非常に稀ですが、高速道路など、歩行者の飛び出しが予想できず、自動車が安全運転を行っていても、自動車がおよそ回避できないタイミングで歩行者が飛び出してきた場合には、運転者の過失が否定されることもあります。
また、飛び出しではなくても、駐車車両の直前直後などを横断すること等、道路交通法上禁止されている態様で道路を横断した場合には、一定程度歩行者の過失が考慮されることになります。
このように、自動車が安全運転を行っていても、自動車と歩行者との交通事故が発生してしまいます。


3.路外と道路の出入りの際の交通事故
路外と道路の出入りの際の交通事故とは、道路外、すなわち、駐車場等の道路でないところに入ったり、出たりした際に歩行者と接触してしまう場合です。
基本的には、歩行者が横断中の交通事故と同じような原因で発生します。
自動車から見れば、右左折した場合に、横断歩道上の歩行者と衝突するか、歩道上の歩行者と衝突するかという点で似ていますし、直進の場合も自動車の前を横切る(又は横切ろうとする)歩行者と衝突するという点で似ているからです。
ただし、歩行者は、車道を横切っているわけではありませんので、基本的に自動車側の過失が大きくなるといえるでしょう。

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