交通事故での弁護士に依頼するタイミングとは?

交通事故弁護団
無料相談窓口のフォーム

解決事例のご紹介 当弁護士団のシンポジウム 交通事故の法的基礎知識 当団体が力を入れている事案遷延性意識障害脊髄損傷死亡事故むちうち 運営者情報 全国交通事故弁護団 facebookページ 全国交通事故弁護団 Twitterアカウント

交通事故に関するQ&A

交通事故の交渉を弁護士に依頼するタイミングで家族ともめています

14

【質問】
父が交通事故に遭い、医師からは下半身麻痺になる可能性が高いと言われました。

父と私は早い段階で弁護士を通じて加害者や加害者の保険会社と交渉した方がいいと考えているのですが、母は弁護士に頼むのはお金もかかるし、保険会社との交渉が決裂してからでも遅くないのではと反対しています。

勝手に弁護士に依頼してしまうと、母が怒ってしまい入院中の父の世話を放棄しかねないため、父と二人で困っています。

交通事故で弁護士に頼むタイミングとしては、いつがベストなのでしょうか?
母が言うように保険会社との交渉が決裂してから依頼した方が良いのでしょうか?

【回答】
まず、交通事故で弁護士に依頼する際の弁護士報酬は、受け取った損害補償金の金額によるものであることが多いので、交通事故直後でも、保険会社と交渉して数カ月たった後でもほとんど変わりません。
つまり金銭的な負担の面では、いつ頼んでも同じとなります。

しかし、弁護士に依頼するタイミングは早ければ早いほどベストと言えます。
なぜならば、弁護士も早期に損保会社と交渉を始めるほど有利になるからです。

加害者と言い分が食い違い、過失割合でもめている場合でも、早期から調査に入ることができれば、依頼者に有利な証拠を見つけやすくなります。
また、早期から弁護士が各種の手続きを済ませてくれることにより、手続きが必要になってあわてることもなく、また家族の時間も取られることもないため、看護に専念することができます。

他にも加害者や加害者側の保険会社の担当の言動が、被害者にとって不快であったり、立腹する内容であったりすることもあります。
しかし、弁護士を通じて交渉をすればそういった不快な言動を直接聞かずに済み、反対に言いづらいことであっても、弁護士を通じてならば言いやすいと言う利点があります。

数多くある利点の中でも、損害補償金の金額アップが依頼者にとっても分かりやすく、実感ができると思います。

交通事故の損害補償金は相場があるようでないものなので、全く同じような交通事故状況の被害者でも、個人で示談交渉をするのと、弁護士が示談交渉するのでは雲泥の差が出ることになります。

損保会社もなるべく保険金を支払いたくないので、一般人にはあらかじめ低い金額を提示して、クレームが来たら数十万円~数百万円を上乗せする方法をとります。
しかし、弁護士が示談交渉すると逆に裁判をしたらもらえるであろう最高金額を弁護士から提示しますので、逆に損保会社が値切ってくるような形になりますが、弁護士の方は「嫌ならば裁判しましょう。」となるので、当初の提示額の5倍以上になる事も珍しくありません。

ご相談フォームはこちら

この記事を読まれた方にオススメの情報5選

HOME交通事故に関するQ&A