脊髄損傷の意外な症状について

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脊髄損傷

脊髄損傷の意外な症状とはどのようなもの?

脊髄損傷2

脊髄損傷と言うと、「足が全く動かない」「腕がしびれて動かしづらい」と言った症状を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、実際には脊髄損傷の症状は様々あり、先程の完全な麻痺状態やしびれと言ったものは代表的なものではありますが、中には「これが脊髄損傷の症状なの?」と、脊髄損傷の専門医に診察してもらって初めて患者が気付くものもあります。

分かりづらい症例の一つに、頭痛や肩こり、腰痛があります。
これらは、元から頭痛持ちであったり、生活習慣や加齢により出やすい症状であるので、「体質のせいかな?」「交通事故の後から、肩こりしやすくなったけど、私も年だし」と軽視されがちです。

ですが、部分的な脊髄損傷の場合、完全に腕が動かなくなったり、麻痺の症状があらわれるとは限らず、少し動かしづらい程度の症状であったりします。
そうすると、動かしづらい部分をカバーするために、他の筋肉や関節が無理な動きをするために、筋肉痛や神経痛を誘発するため、頭痛や肩こり・腰痛などを引き起こすことがあります。

見過ごされがちな脊髄損傷の症状

他にも脊髄損傷の症状に、感覚の異常が挙げられます。
お湯を触ってもあたたかく感じない、氷を触っても冷たく感じないといった「温感異常」。
物に触っても鈍く感じる、触っている感触がない、といった「触感の異常」。
怪我をしても痛みを感じない、反対に針で軽く突いただけなのに激しい痛みと感じる「痛覚異常」。
他にも、触られていないのに触られたと感じたり、何も刺さっていないのに剣山で刺されているような痛みが続くなどの「知覚異常」などがあります。

痛みや不快感がある場合には、脊髄損傷患者本人が自覚できるのですが、「痛みを感じづらい」「触った感覚が鈍くなった」と言う場合には、本人の自覚が薄いため気が付かないことがあります。
ですが、痛みを感じづらいと言う症状は実は怖く、寝たきりの脊髄損傷の患者であれば床ずれが生じても気が付かず、重症化することもありますし、糖尿の持病があり壊疽が起こっても分からないと言った、2次的な症状の誘因となるからです。

また、分かりにくい症状に排尿障害があります。
腰より低い位置で脊髄損傷が起こった場合、足の麻痺などは発症せず、「尿の出が悪くなった」「排便に時間がかかるようになった」と言う症状のほかに、男性であればED、女性であれば性交痛などの症状が出ることがあります。
これらの症状はデリケートな問題をはらんでおり、症状を自覚していても医師に相談できない脊髄損傷患者も多数いると思われます。

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