交通事故で保険会社から提示された補償金額は妥当?

交通事故弁護団
無料相談窓口のフォーム

解決事例のご紹介 当弁護士団のシンポジウム 交通事故の法的基礎知識 当団体が力を入れている事案遷延性意識障害脊髄損傷死亡事故むちうち 運営者情報 全国交通事故弁護団 facebookページ 全国交通事故弁護団 Twitterアカウント

交通事故に関するQ&A

交通事故で保険会社から言ってきた補償金額は正しいですか?

9

【質問】
1年半前に散歩中に交通事故に遭い、半年間入院した後も通院をしています。
交通事故により手足に麻痺がある障害が残ってしまい、交通事故当時勤めていた会社も退職せざるを得なくなり、現在は失業保険と貯金を切り崩して生活をしています。

先月、加害者側の保険会社から症状固定をしてくださいと言ってきて、病院側も症状固定に妥当な時期と言ったため、症状固定をしました。
そうすると保険会社から連絡があり、保険金の金額を言ってきました。

保険金額は500万円ほどで、正直高いのか低いのかわかりません。
私は親兄弟がおらず、夫も若くして亡くし、子供もいないため頼れる人がおらず、誰にも相談できずに困っています。

また、この先仕事も出来ないかもと思うと、将来的に500万円では到底生活が出来ないため、不安がいっぱいです。
ですが、現在貯金を切り崩して生活しているので、早く保険金をもらいたいというのもあり、ものすごく悩んでいます。

【回答】
交通事故の場合、過失割合や事故状況により支払われる損害補償金額(一般的に言われる保険金)は、各々違ってきます。

しかし共通して言えるのが、「保険会社が提示してきた損害補償金額は低い」ということです。
これは、交通事故を専門としている弁護士からすると当たり前の知識で、「保険会社と交渉しているけれども損害補償金額が低い」と相談してきた方で、裁判の判例などと照らし合わせて適正な金額なのは数%です。
この数%の相談者は、自動車保険の知識が豊富な方か、自分で粘りづよく保険会社と交渉した方であったりと、一般の人にはほとんど該当しません。

質問者のお話を聞くと、「3か月の入院治療・3か月のリハビリ入院。その後1年の通院で、後遺症のある状態で症状固定。後遺症を起因として失職」と、損害賠償請求に該当する項目が多数あるのが分かります。
もし、本格的に調査をすれば請求漏れ(もしくは保険会社が故意的に黙っている)や計算基準が誤っている項目が見つかると思いますので、現在保険会社から提示されている損害賠償請求額は増額すると思われます。

後遺障害の度合いにもよりますが、3~5倍の増額も考えられますので、補償内容を一度精査した方が良いでしょう。

しかし、正しい補償金額の算出には、自動車保険の知識とともに、自動車事故の損害賠償請求の判例などの知識も必要となるため、弁護士に相談した方が良いでしょう。

保険金額の再計算だけならば無料もしくは安価で行っている弁護士もいるため、その金額を見てから依頼することも出来るので、早めに相談してみてください。

ご相談フォームはこちら

この記事を読まれた方にオススメの情報5選

HOME交通事故に関するQ&A